このサイトはDIY専門で書いていましたが、今回は比較レビューです。
20年ほど何も不満なく安価な赤外線ヒーターを使い続けていましたが、もしかしたら気付かない間に技術革新があったりするのではと思い、現行機種を買ってみようと思いました。
現在使用しているヒーター。98年製
まさか、こんなに長い付き合いになるとは・・
秒で暖かくなりますし、軽くて移動が楽、雑に扱っても全然壊れないですし、非常に使い勝手がいいです。
ヒーターが2本あって本体に記載してある消費電力は760W。
普段は1本だけで使用しているので380W。
300〜380W、この辺りで稼働できる機種を探します。
電気屋で時間を掛けて色々な機種を見てみました。
大幅に消費電力が減っているのではないかと期待しましたが、基本性能は現在もほとんど変わっていないようでした。
消費電力を見比べてみると
最小運転400〜600Wというモデルがほとんど。
300W近辺で稼働出来て、デザインが野暮ったくないものを探すと、コアヒートとセラムヒートの2機種に絞られました。しかし新品は高すぎて手が出ません・・中古品を探しました。
最初DAIKINセラムヒートを購入しました。
数時間使用しましたが、思っていた感じと違っていたので、CORONAコアヒートも購入しました。
どちらも2021年製、価格は15000円くらいでした。
外観比較
メーカーが違うのに、なんでこんな似たデザインなのか不思議ですが・・
高さが違いますね。説明書を見ると
コアヒート 718mm
セラムヒート 663mm
縦の可動範囲はほぼ同じ、横の可動範囲はコアヒートの方が大きいです。
自動首振りの最大角度はどちらも70度。
コアヒートは切り替えボタンで自動首振り角度が選べます。70、50、30度
セラムヒートは首振りオン、オフのみ。
重さ
セラムヒートの方が重いのは購入前に調べて知っていましたが、両機種自宅で使い比べると、軽い方が使いやすいと感じました。
自分はちょこちょこ移動して使うので、この差は気になりました。
コアヒート 6.3kg
セラムヒート 8kg
動作音
一番差を感じた部分です。
非常に小さい音なので、電気屋で比較しても分かりません。
コアヒート 無音
セラムヒート 本体の下部に近づくとヂー、ヂーと不快な電子音が聞こえます。
椅子に座って足元を温める時や、1mくらい離れていたりすると聞こえないのですが、座布団に座って顔や手を暖めようとすると、この電子音が非常に気になります。
ただ、コアヒートの動作音が無音なのはすばらしいのですが
ボタンを押した時などに鳴る操作音が
コアヒート 昭和のビープ音
セラムヒート 若干現代的なビープ音
という感じで、コアヒートは非常に安っぽい音が鳴ります。
ボタンを押すたびに残念な気持ちになってしまいます。
首振りの動作音はどちらの機種もかなり静かなので、この部分は関心しました。
昔のヒーターはカタカタ、コトコト音が鳴っていたように思います。
消費電力
簡易メーターで調べてみました。
画像はコアヒートのものですが、概ねどちらも同じような動作をしています。
コアヒートは「速暖でオート運転」という機能が付いていて(たぶんオフに出来ない)最初に起動した時3分間だけフルパワーで稼働します。
ダイヤルを最小にしていても最初1000Wになってしまうので、ブレーカーが落ちないように気を付けないといけません。
(裏コマンド的な操作方法ですが、3分以内にもう一度オンオフすればオートが解除されるような気もしています。すいません検証不足で確実な情報ではありませんが)
下段の数字は無視してください。上段が消費電力です。1003W
以下3画像、通常運転中、メモリ最小、揺らぎ運転(エコモード)
500W〜1Wをゆらゆら循環して動作しています。
平均するとカタログ値200Wになるのだと思われます。
揺らぎモードだから消費電力が上がったり、下がったりしている、という訳ではなく、モードオフでも上がったり、下がったりを繰り返して動いてます。
セラムヒートも同じように循環動作しているのですが、この循環に合わせて5秒間隔くらいで微細な電子音が鳴り続けます。
比較した感想
自分はセラムヒートの動作音が気になりましたので、コアヒートを使うことにしました。
人によっては全く気にならないのかもしれません。
店頭で他の機種も含めて比較した段階では、メーカーの上位機種はヒーターが黒く、何かしら効率がいいのだろう、くらいに思っていましたが、自宅で使用してみてようやく違いが分かりました。
ゆっくり暖まり、電源をオフにしてもしばらく暖かい。
オレンジ色のヒーターとはずいぶん使い勝手が違います。